快適研究室10日目です
夏になると、毎年のように
「冷房をつけてください」
「熱中症に気をつけてください」
という呼びかけを耳にします。
それ自体は、とても大事なことだと思っています。
命を守るために、冷房は必要です。
でも私は、その話を聞くたびに
どうしても引っかかることがあります。
それは、
なぜ冷房が必要なのに、冷房が嫌になるのか
ということです。
実際に、
「寒いから嫌だ」
「体がだるくなる」
「風が当たるのがつらい」
そう感じている方は少なくありません。
去年、テレビで
「寒いなら毛布をかぶって冷房をつけてください」
という話を聞いたことがありました。
もちろん、言いたいことはわかります。
冷房を止めてしまえば危ない。
だから何とかして切らないでほしい。
その気持ちはわかります。
でも私は、
冷房をつけて毛布にくるまる家で、本当にいいのでしょうか
と思いました。
それはもう、快適の話ではありません。
冷房をつけなければ危ない。
でも、つけると寒くてつらい。
だから毛布で耐える。
それは、
人が無理をして命を守っている状態です。
本当は、
そんな冷やし方しかできないこと自体を、
見直さなければいけないのではないかと思っています。
冷房そのものが悪いのではありません。
問題は、
冷やし方が不快
ということです。
風が直接当たる。
一部だけが冷える。
空気だけを無理に冷やしている。
家全体が整っていない。
そういう状態だから、
冷房が嫌になるのです。
だから世の中で本当に必要なのは、
ただ「冷房をつけてください」と言うことだけではなく、
冷房が嫌にならない環境をどうつくるか
を考えることだと思っています。
私はここに、
知識と技術の大切さがあると思っています。
どう冷やせば体が楽なのか。
どうすれば風がつらくないのか。
どうすれば家全体が落ち着くのか。
どうすれば無理をしなくてすむのか。
そこが分かっていれば、
冷房はただ我慢して使うものではなくなります。
でも逆に、
そこが曖昧なままだと、
毎年同じことが繰り返されます。
暑いから危ない。
でも冷房は嫌。
だから消す。
あるいは無理して耐える。
これでは、
人が家に合わせて苦しんでいるだけです。
本当は逆でなければいけません。
家の方が、
人に無理をさせないようにつくられていなければいけない。
冷房も、
人が我慢して使うものではなく、
自然に使えるものでなければいけない。
私はそう思っています。
命を守るために冷房は必要です。
でも本当は、
冷房を嫌がらなくていい家をつくらなければいけない。
暑さで苦しまず、
寒さでも苦しまず、
無理に毛布で耐えなくてもいい。
そういう家を目指すことが、
本当の意味での快適につながるのだと思っています。
本当に必要なのは、冷房を我慢して使うことではなく、冷房が嫌にならない快適な家だと思っています。
エアコンの風を体に直接当てて涼しくするのではなく、
部屋全体の空気と周りの温度をゆっくり下げることが大切です。
本当に快適な家は、
風で人を冷やす家ではありません。
家全体の温度を整えることで、
人が何も感じない状態をつくる家です。
だからこそ、
エアコンの風を体に当てる必要がなくなるのです。
加藤建築では、エアコン1台で家全体の温度を整え、
風を体に直接当てなくても快適に過ごせる家を実現しています。