性能の数字もたくさん出てきますし、
「うちは高性能です」
「うちは断熱等級7です」
「気密もしっかりしています」
そんな説明を聞くこともあると思います。
もちろん、数字は大事です。
性能が大事ではない、という話ではありません。
でも僕は、
数字だけで安心してしまうのは、少し危ないと思っています。
なぜなら、
数字がいいことと、
実際に快適に暮らせることは、
同じではないからです。
たとえば、
「快適ですか?」と聞いたときに、
「快適じゃないです」と答える会社は、
ほとんどないと思います。
みんな「快適です」と言うはずです。
でも、本当に大事なのはその次です。
その人が言う「快適」とは、
いったい何を意味しているのか。
そこを聞くと、見えてくるものがあります。
もし返ってくる答えが、
「断熱等級7です」
「高気密高断熱です」
「床が暖かいです」
高気密高断熱であること。
数字が良いこと。
それ自体は大事です。
でも、それだけで
夏も冬も本当に快適かどうかまでは決まりません。
むしろ、性能が高い家ほど、
空調の考え方や使い方まで含めて考えないと、
思っていたのと違う、ということも起こります。
建てる前は
「断熱等級7だから安心」
「高性能だから大丈夫」
と思っていたのに、
いざ住んでみたら、
夏が暑くてつらい。
思ったほど快適じゃない。
そんなことも現実にはあります。
だから僕は、
家づくりで迷ったときほど、
数字の先を見ることが大事だと思っています。
本当に聞いた方がいいのは、
「どんな数字ですか?」だけではなく、
ということです。
ここで、
家全体の温度差が少ないこと
どこにいても落ち着けること
体に無理をさせないこと
夏も冬も極端に頑張らなくていいこと
空気まで含めてラクであること
そういう話が出てくるなら、
その人は本当に快適を考えているかもしれません。
でも、数字だけで話が終わるなら、
まだ少し慎重に見た方がいいと思います。
高気密高断熱は入口です。
快適は、その先にあります。
家づくりで失敗したくないなら、
数字を見ることも大事。
でも、それだけで終わらないことがもっと大事です。
本当に見た方がいいのは、
その会社が
快適そのものを、どこまで自分の言葉で語れるか。
そこなのだと思います。
